家紋

お葬式とは、本来「〇〇家」のお葬式と呼称されるのが正式でした。
そしてそれぞれの家には代々伝わる『家紋』があって、
葬儀式場の入り口には家紋を印した提灯をぶら下げたものです。
家紋はほかにも看板や会葬礼状などにも印され、
葬儀の基本アイテムの一つと思われてきました。
しかし、ここ数年(あるいは十数年)の間にすっかり様子が変わり、
葬儀式場において『家紋』を見かけることはほとんどなくなりました。
お葬式が「〇〇家」から「故〇〇〇〇様」へ移行して、
人々の意識から「家」というものが消えていったことの象徴が、
『家紋』の消滅なのです。                稲毛英一

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